東京そぞろ歩き

向島モノクローム

桜もち&言問団子

 長命寺の裏側、隅田川に向かって長命寺桜もちの店がある。1717年(享保2年)に長命寺の門番だった山本新六という人が、桜の落ち葉の掃除に手を焼いた挙句、これを商品にすることを思いついて、売り出したんだそうだ。

 結果、江戸で大ヒット商品になって、店も現在まで続く老舗になった。今は、店のまん前の道路の上を首都高が通り、隅田川もコンクリートで護岸されてなんだか殺風景な佇まいだけど、江戸の当時は隅田川を眺めながら桜もちを食べるようないい風景だったんだろう。

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 すぐそばにあるもうひとつの老舗が言問団子。こちらは桜もちに比べると新しく、江戸末期に店を構え、明治に入って「言問団子」と名付けられてから人気が出たんだそう。ちなみに、この言問団子が世間に広まってから、このあたり一帯を「言問」と呼ぶようになった。

 ということは、今の言問橋や言問通りなんていう公的な橋や道路の名前は、この団子の名前からとられてるってことなんだろうなあ。地名をとって商品の名前にするっていうのはよくあるパターンだけど、商品名が地名になってそれが橋の名前や道路の名前になるなんてなかなか聞いたことがない面白いケースだ。

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by tigers00 | 2009-09-29 23:13 | 散歩 | Comments(0)
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