東京そぞろ歩き | |||||
なんだかここ最近、「東京そぞろ歩き」にもかかわらず、京都に行ったときの写真ばっかりUPしてたので、久々に都内を散歩したときの写真でも… この日、訪れたのは文京区小石川にある伝通院。文京区のあたりなら、うちからバイクで40分くらい。だいたい休みの日となると、朝はゆっくり寝て、起きたら洗濯して…なんてやってるから動き始めるのが午後になってからなんだよね。そうすると、出かける先はどうしても近場になってしまう。 そんなわけでこのブログ、「東京そぞろ歩き」なのに歩いてる場所は墨田区、台東区、文京区あたりが大半なのでした。休みの日に早起きする根性があれば、もっと違うとこにも行けるんだけどなあ… さてこの伝通院。徳川家康の母親であるお大の方が葬られている徳川将軍家の菩提寺だ。お寺の歴史は古いんだけど、東京大空襲で建物はほとんど焼失、戦後に再建されたようで建物自体はそれほど歴史があるわけでもなさそうだ。 この本堂を右へ歩いていくと、なにやら動くものの気配が…。足元を見ると、お~コイツか。 まだ、ほんとの子猫だ。生まれてからそんなに日がたってなさそうで、尻尾がプルプル震えている。ん~、けど親猫の姿が見えないなあ。それでも、境内の端っこのほうにエサの残りがあったんで、誰かがエサを与えてるんだろう。まあ、ちょっと安心。 さらに境内を散策してると、こんなものがあった。 指塚?塚ってお墓でしょ?なにゆえに指なの??創設者は…浪越徳治朗!伝通院の門前には日本指圧専門学校があるし…。どうやらその関連みたいだ。 伝通院の前の通りを東に進むと、伝通院の別当寺である、慈眼院・沢蔵司稲荷がある。その昔、伝通院の修行僧に沢蔵司(たくぞうす)というお坊さんがいたそうだ。このお坊さん、スゴイ人でたった3年で浄土宗の奥義を極めたんだとか。 けどこの沢蔵司、実は人間ではなかった!元和六年(1620年)5月7日の夜、伝通院の学寮長だった極山和尚の夢枕に立ち、「そもそも余は千代田城内の稲荷大明神である。かねてより浄土宗の勉学をしたいと思っていたが、多年の希望をここに達した。これより元の神にかえるが、永く当山を守護して恩に報いよう」と言って消えていったんだそうな。 なぜ稲荷大明神が浄土宗なんだ~という疑問はさておき、そういう経緯でここに沢蔵司稲荷が祀られたというわけだ。で、この沢蔵司、蕎麦が好物だったらしく、よく門前の蕎麦屋に食べに行ってたそうだ。けど、沢蔵司が食べに来たときには、売り上げの中に必ず木の葉が混じっていたそうで(笑) う~む、さすがはお稲荷さん。キツネだけあって葉っぱをお金に変えるのは得意だったようです(^^; ちなみに、この沢蔵司稲荷の隣が幸田露伴の旧居跡だそうです。
by tigers00
| 2006-11-18 20:30
| 散歩
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