東京そぞろ歩き | |||||
この日は朝から雨。移動手段がバイクだけだと、雨の日はどうにもなんないんだよね。カッパ着てまで出かける気力もないし。しかし、午前中うちでゴロゴロしてる間に、雨もあがって明るくなってきた。それじゃ近場をぶらつくかと思い、由良川河口にある神崎という集落のホフマン窯を見に行くことにした。 舞鶴市は昔の海軍が使ってた赤レンガの倉庫がたくさん残ってて、それを観光資源に町おこしをやっている。その過程で再発見されたのがこの神崎のホフマン窯。煉瓦製造のための窯で、よくよく調べてみたら全国に4基しか確認されていない貴重なものだったそうで、国の有形文化財に登録されている。 ただ、有形文化財といっても観光施設になってるわけでもなく、手入れもされないまま廃墟みたいになってるらしい。市内からも離れてるし、このホフマン窯を見に行く物好きな観光客もそうはいないんだろうな。 神崎まで来てしばらく探し、ようやく発見。↓こういう道を入って行くと、突き当たりにありました。 う~む、しかし入口の門が閉まっている。鍵は付いてないので開けて入れるっちゃ入れるんだけど、不法侵入っぽいしなあ。敷地の中には人の気配はないし、管理してる人もいなさそうだ。けどなあ、どうしようかなあなんて思いつつ入口の辺りでカメラを構えていたら、突然うしろから誰かに声をかけられた! び、びっくりした・・・(;゜0゜) そのおじさん、どうやら近くの畑の持ち主みたい。「これ、見に来たんか~?」と聞かれたので、「そうなんです~、けど門が閉まってるんで…」と言うと、「開けたらええやないか、誰もおらんし」と言って門を開けてくださった。 よ~し、地元の方の許可(?)を取ったし、入っても不法侵入じゃないよね。 しかし、ところどころ崩落してる箇所もあり、保存状態はよくなさそう。一番高い煙突は明治時代のものだそうで、台風とか地震とかきたら倒壊しそうな感じだ。煉瓦造りの大小の煙突が草に侵食されてたたずむ姿は、なんかの墓標みたいにも見えた。
by tigers00
| 2007-06-30 17:48
| ツーリング・バイク
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