東京そぞろ歩き

カテゴリ:2005 GWツーリング( 14 )


5.07 実家~草加

 GWもあと2日。長い連休も、なんだかあっという間だったなあ。今日は自宅へ帰る日。だが、いかんせん天気が悪い。一日600kmも走ろうかという日に限って雨だなんて…。準備を整えてあとは出発するだけだが、雨が降ったりやんだりでなかなかタイミングが難しい。予報だと、昼にはあがるってことなんだけど…。しょうがない。ちょっとやんだタイミングで実家を出発する。このまま、降らなきゃいいんだが。

 しかし、早速降ってくる。しょうがない、カッパを着るか。この、カッパを脱いだり着たりで一旦停止するのが、バイクってほんとに面倒だなあって思う。わざわざ靴まで脱いでから着込まなきゃなんないし、着込むだけで結構疲れるんだよね。

 若狭湾沿いの国道27号を東に進む。途中、303号に分岐する手前に、名水100選に選ばれている瓜割の滝がある。雨降ってて観光するには嫌な天気だが、国道からちょっと入ったところだし、せっかくだから寄っていこうと思いハンドルを切る。
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 なんか、雨でしっとりとした風情で趣きあるなあ。晴れてるときより、ちょっと雨の降った日のほうが絵になるように思う。お寺は、すぐそばにある天徳寺というお寺だが、石垣やら山門やらが雨に濡れて重厚な感じに見える。

 さて、名水である。まだ朝も早いのに、車が何台か停まっていて、ポリバケツやタンクやらを抱えた人達が水を汲んでいる。駐車場の横にある売店がここの水を管理しているらしく、何百円かを払ってこの名水を購入するシステムになっている。水は水道に引かれ、いくつかの蛇口があってそこに人が群がっていた。名水ってどうなんだろ?実際のところ水の味ってよく分からん。そりゃ、東京の水道水と比較すればすぐに分かるけど。そんなにありがたがらなくても、この辺の水道水ってそれなりにうまいと思うんだけどなあ。中学の頃に親の転勤で初めて東京のほうに出てきたのだが、水道水のあまりのまずさにびっくりした記憶がある。まずいっちゅうか、臭いって感じだった。水が臭うなんて、ちょっとしたカルチャーショックだったなあ。

 雨、あがってくれよ~と祈りながら再び走り出す。国道303号に入り、しばらく行くと見えてくるのが熊川宿の道の駅だ。ちょっと山の中に入ったせいか、雨が強くなってきた。そういえば今日は朝からツーリングライダーの姿を見てないな。つい2,3日前まであんなにいっぱい走ってたのに。

 熊川宿は鯖街道の宿場町として栄えた町。ここから10数km行くと、琵琶湖がある。昔の物資の運搬は水運がメインであったため、小浜~熊川~琵琶湖~京都といった物資運搬のルートが作られたわけだ。人が荷物を担いで歩くより、船に載せて運んだほうが圧倒的に効率がいいからね。逆に、京都の物資も熊川に入ってきて、若狭の人々に「京都にあるものなら熊川に行けば何でも揃う」と言われたほどだったとか。
 
 普段、実家に帰るときはここは必ず通っているが、ゆっくり歩いたことがなかった。先を急ぐわけでもないし、ちょっと町を歩いてみた。ここの町並みはなかなか風情があっていい。宿場町で有名なのは馬籠や妻籠なんかだが、あんまり有名だと人が多すぎて風情がなくなる。ここ熊川宿はそれほどメジャーでないせいか、それとも今日みたいな雨だからか、観光客の姿はあまり見かけない。
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 ここでしばらくウロウロしてたら、もう12時になってた。しかし、時間とともに雨よりも風が強くなってきた。まいったなあ、ダブルパンチだ。しかし、雨より風のほうが厄介だ。バイクの場合、風にあおられて対向車線に持って行かれたりしたら、死んじゃう可能性も高いし…。まあしょうがない、先へ進むか。

 国道303号から国道161号を左へ。しばらく進んで今度は県道557号~513号へ。ここは別名「奥琵琶湖パークウェイ」。風光明媚な観光道路だ。この道路沿いに以前から行ってみたかった集落がある。奥琵琶湖の隠れ里、菅浦の集落だ。

 まずは須賀神社へ。ここの参道の途中に菅浦の歴史資料館がある。入館料は100円だったかな。とりあえず入ってみた。とてもこじんまりとした施設で、展示に関してはイマイチな感じだったが、受付のおじさんが話し好きで、バリバリの滋賀弁(?)でこの集落のことを話してくれた。若者離れ、高齢化、漁業の不振、働き口のないこと、などなど。たまに訪れる分には、いい村だなあと思っても、実際住んでいると大変なんだろうなあ。

 資料館を出て、須賀神社の参道を登っていく。この参道が結構長くて、登っていくと息が切れた。
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 石段までたどり着くと、そこには「土足禁止」の表示が…。上の写真の右下にある石にそう彫ってある。村の氏子はここまで着たら裸足になって参拝するのだそうだ。こういう神社もなかなか珍しいんじゃないだろうか。

 神社を降りて村を歩いてみる。住民の姿はほとんどないなあ。たまに畑で作業をしている人を見かけるくらいだ。
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 村の中には、料亭とか民宿なんかもいくつかあった。しかし、ほんとに静かな村だ。資料館のおじさんの話だと、夏にはお客さんが大勢やってきてにぎやかになるそうだ。海水浴…じゃないか、湖水浴(?)のお客さんがやって来るんだろう。

 雨はいつの間にかやんでいた。相変わらず風が強いが、雨だけでもやんでくれたのはありがたい。あとは関ヶ原まで行って、そこから高速に乗って東京まで一気走りだ。

 高速に乗って、途中の養老SAで休憩。ここらはもう、地域的には太平洋側になる。ここまで来ると、今までの曇り空が嘘のように一気に晴れた。やっぱ、日本は太平洋側と日本海側で全然天気が違う。気温も高くなって、もうカッパを着てると暑いくらいだ。
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 さあ、あと400kmくらい、気合入れて走るか。

 本日の走行距離 598km
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by tigers00 | 2005-05-07 23:35 | 2005 GWツーリング | Comments(0)

5.05 小浜市散歩

 今日も朝から良いお天気。バイクに乗って一番気持ちのいい季節だし、晴れた休みの日なんだから、今日も出かけなくちゃもったいない。ちょっと走るかと思い、以前から行ってみたかった若州一滴文庫へ。ここは、作家の水上勉氏の生まれ故郷である福井県大飯町にある施設。国道27号を走っていると、県道1号との分岐のところに看板が立っていて、以前から気になっていたのだ。文庫というからには図書館なのかなあ?とか考えつつ、現地へと向かった。

 ここは、水上勉氏が収集した所蔵本を保管した図書館で、本を読みたくても買えない少年に開放する目的で建設したとのこと。今はこの図書室に竹人形館、その竹人形劇の劇場、水上文学と縁の深い作家の絵画や資料の展示室、休憩所などが建っている。水上勉氏は、竹人形劇の若州人形座も主宰しており、ここはその拠点にもなっている。で、この竹人形が実に見事!あんまり感性のない、鈍~いオレでも、この竹人形から漂ってくるなんとも言えぬオーラに圧倒された。写真撮影禁止だったので写真はないけど、一見の価値あり。っていうか、この竹人形を使った人形劇が是非見てみたい。
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 次に小浜市へ向かった。小浜はこのところ食文化を前面に押し出した観光PRをおこなっている。そのキャッチフレーズが、「心やすらぐ美食の郷 御食国(みけつくに) 若狭おばま」。古代より京都の朝廷に、鯖をはじめとする食材を送っていたということで「美食の郷」なのだろう。けど、御食国をみけつくにって読める人、何人いるんだろう?

 最近ではそんなキャッチフレーズでPR中ではあるが、昔からよく言われていたのが、「海のある奈良」。小浜はそう言われるだけの古いお寺が数多い。何年か前に小浜のお寺は結構まわったから、今日はまだ行ったことのない辺りをまわろうかと思う。

 その前に腹が減った。ここ小浜は美食の郷だもんなあ、ラーメンなんか食ったんじゃもったいないしなあと思いつつ、若狭おばま食文化館なる施設へ。ここに併設されてレストランがあるが、さすが昼時ということもあって結構混雑している。どうしようかな~と思い、まわりをウロウロしていると、焼き鯖寿司を売っている店があった。そういえば、空港で売られている弁当、駅弁ならぬ空弁っていうみたいなんだけど、そこで一番人気なのが若狭の焼き鯖寿司だそうな。そうだよなあ、小浜といえば鯖街道基点の地、ここは焼き鯖寿司を買って食べてみるか。これが、さすがにうまい。やっぱ若狭湾で獲れた鯖はちがうなあと思いつつなにげに箱を眺めてみると、原材料・鯖(ノルウェー産)って書かれてた…。今や若狭湾で鯖なんて獲れないのかねえ。

 ガイドマップを見つつ、その辺を歩いてみる。まずは魚屋が並んでいるいづみ町の商店街へ。
ここでもやっぱりメインは鯖。店頭で焼いた鯖を売っている店が多い。もちろん、「この鯖、ノルウェー産ですか?」なんて質問はできないが…。
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 街中を歩きつつ、三丁町へと行ってみる。ここは昔の花街、今は料亭街だ。紅殻格子の家屋がなかなかいい感じ。いい町並みなんだけど、イマイチメジャーじゃないせいか、観光客の姿は全くなかった。街角では、地元の子供たちが竹馬で遊んでいた。
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 再びバイクで鵜の瀬のほうに行ってみる。ここは、毎年3月2日に奈良東大寺に香水を送る神事「お水送り」で有名な場所。まあ、普通の日に来ても、まあ普通という感じ。やっぱり神事のある日に来なくちゃなあ。
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 続いて若狭彦神社へ。とても閑静な神社で、社務所なんかもなさそう。鬱蒼とした木々の中の参道を歩いて奥へと向かう。すると、どこからか猫の鳴き声が…。見ると、真っ白な猫がニャーニャー鳴いていた。ここの神社に住み着いてるんだろうか?目を合わすと懐かれそうな感じだったので、ちょっと距離を置いてお参りをした。誰もいない神社の社殿に真っ白い猫…なんか幸運がやってきそうなシチュエーション。でも、ちょっと距離置いちゃった…。
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 さらに、川下にある若狭姫神社へ。先ほどの若狭彦神社とは夫婦の関係なんだそうだ。こちらは若狭彦神社と比べて明るい雰囲気だ。
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 もうちょっとお寺もまわってみたかったのだが、だんだん日が暮れてきた。そろそろうちに帰るか。けど、若狭彦神社で見かけた白い猫、ちょっと気になるなあ。神社の縁起に、「降臨の姿としては、唐人のいでたちで、白馬に乗り、白雲に居て、白石の上への垂迹であったと云う」っていう記述もあって、白とはとても縁が深い。そんなふうに考えるとあの猫は神様の使いかも…?

 本日の走行距離 111km
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by tigers00 | 2005-05-05 21:49 | 2005 GWツーリング | Comments(0)

5.04 イージス艦に乗った!

 一年ぶりに実家に帰ったが、実際帰ったからってあんまりやることもないんだよね。この日は、いとこが田植えをやってるというので見に行って、午後からは周辺を散策する。国道27号を走って東舞鶴の街を抜けると、やがて右手に自衛艦が見えてくる。ここには、海上自衛隊の基地があり、今日のような休日には一般に開放して自衛艦が見学できるようになっている。

 基地に入ってバイクを停め、受付に並ぶ。一般人が見学できるといっても、見るものが自衛艦なだけにちゃんと住所・氏名・年齢・電話番号等を記帳しないと入れないのだ。この受付がまた結構な行列。20分ほど並んで受付を済ませ、ようやくパスポートをもらえた。

 桟橋には何隻かの護衛艦が停泊している。今日見学できるのは、イージス艦「みょうこう」だ。オレなんかよくわかんないけど、こういうの好きな人は好きなんだろうな~。だいたい、イージス艦ってどういうものなのかがよく分かんないんだよね。日本の海上自衛隊の基地はここ舞鶴のほかに、横須賀、呉、佐世保、大湊とあるが、どこもこうやって一般見学ってできるんだろうか?
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 船にはところどころに乗務員の方がいて、見学者の質問にも答えていた。自衛隊ってずいぶんと一般に開放してるんだな。今日みたいなGWの休日には、絶好のレジャースポットだ。滅多に見れないものが見れて楽しかった。
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by tigers00 | 2005-05-04 20:03 | 2005 GWツーリング | Comments(0)

5.03 志賀~実家 (2)

 歴史博物館を出、次は犀川を渡ってすぐのところにある室生犀星の記念館へ行ってみる。普段は入館者の少なそうなこじんまりとした施設だが、今日はさすがにお客さんで賑わっていた。正直、室生犀星については予備知識がなく、名前を聞いたことがあるくらい。金沢出身で名前の犀星は犀川からとったっていうことくらいは知ってたが、代表作等の知識は全く無し。したがって、つらつらと館内を歩いて、ふ~んといった感じで出てきてしまった。
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 バイクは記念館に停めたまま、周辺を散歩する。ちょっと歩けばにし茶屋街だ。ここは、由緒ありそうな料亭が立ち並んでいる通りで、それなりに風情がある。ただ、なんかこう観光客向けに「演出してる」って感じがして好きになれないな~。リアル感みたいなものが伝わってこないんだよな。夜になればまた違うんだろうか?
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 続いて寺町寺院群といわれるエリアへ。ここは昔からのお寺が密集している地域で、散歩するには良さそうなところだ。路地は人も少なく、風情があっていい感じ。
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 しかし、この静かな路地も妙立寺に出ると一変する。観光客が山のよう!ここは別名「忍者寺」とも呼ばれており、堂内は非常に複雑な造りになっているそうだ。なんでも出城としての役割があったとか。ここのお寺、拝観料800円と高いのだが、人気が凄い。オレも見てみようかなあと思っていたが、あまりの人の多さに断念。ここのお寺儲かってんだろうなあ。まわりの寺とは経済格差が激しそうだ。中には、この妙立寺にやってくる観光客目当てに、境内を有料駐車場として開放してる寺もあった(笑)

 それでも、ほかのお寺もいろいろな歴史があって面白い。三光寺は大久保利通を暗殺した石川県士族島田一良らが集会所として利用していた寺。当時、このグループを三光寺派とよんでいたそうだ。
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 妙立寺の裏にある願念寺には、松尾芭蕉の弟子の小杉一笑という人の塚があった。奥の細道で金沢入りした芭蕉は、前年に一笑が亡くなったことを知って、「塚も動け 我泣く声は 秋の風」の句を残している。一笑は芭蕉の弟子ではあったが、一度も会うことなく他界したとのことだ。
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 一通り寺町を歩いたので、犀川のほうに行ってみる。室生犀星記念館でもらったパンフに、『犀川』という題の詩が載っていた。その一節に、「うつくしき川は流れたり そのほとりに我は住みぬ」とある、その川が犀川だ。川の向こうに見える山は白山だろうか?
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 バイクを停めてある室生犀星記念館の駐車場に戻って地図を眺めていると、傍らに車が止まった。降りてきたのは外人さんで、目と目があったので会釈をする。と、その外人さん、ニコニコしながらバイクに近づいてきて、しげしげと眺めている。ん~、どうしよう、英語で話しかけなきゃダメか?と思い、固まってると、向こうから流暢な日本語で話しかけられた。なんだ、日本語話せんじゃん…。なんでも、同じ色の1150GSのオーナーだとのこと。そっか、ビーマーだったのか!「ドイツの方ですか?」と聞いてみたら、「デンマーク人です」と言っていた。ほんとはもっとバイクで出かけたいんだけど、奥さんと一緒なので車での外出になるそうだ。能登のほうも走ってみたいし四国にも行きたいと言っていた。オレもデンマークに行ってみたい…。

 さて、そろそろ16時だ。今夜はどうしよう。もう一日この辺に泊まろうか?しかし連休真っ只中、宿を探すのが大変だ。キャンプ場もちょっと市外を外れればあるが、今日も夜は寒そうだし…。決定、このまま実家まで帰る!ここからなら5時間くらい走れば着くだろう。そうと決まれば早速電話。当初の予定だと明日帰るって伝えてあったから、実家に電話しなくちゃ。

 節約のために高速は使わず、ひたすら下道を使って走る。道路は混んではいたが、いつもの都内と比べれば全然ストレスは感じない。結局ひたすら走り続け、夜10時過ぎに実家に到着した。あ~疲れた。

 本日の走行距離 306km 
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by tigers00 | 2005-05-03 23:50 | 2005 GWツーリング | Comments(0)

5.03 志賀~実家 (1)

 朝、5時ごろに目が覚める。うわ~、メチャメチャ寒い。寒くて寝てられんぞ。今回のツーリングでは、シュラフの中に入れて使うインナーを持ってきてるのに、それを使っててもまだ寒い。しょうがないのでカイロに火を入れるが、たいして役にも立たなかった。これじゃ、もう寝れないな…。シュラフにくるまりながらラジオを聞いてぼんやりと過ごす。でもなんか、こうやって過ごすキャンプの朝って、とても贅沢な時間だ。
 
 日が昇ってくると暖かくなってきた。トイレに行って顔を洗って、テントをたたんで出発の準備。さて、荷物を積んで出発、というところでキャンプ場利用代金徴収係のおばさん登場。もうちょっと早く出て行くべきだったかな~。けど利用料払うのは当然だし、1300円を支払っていざ出発!今日もいい天気になりそうだ。

 今日の第一の目的地はなぎさドライブウェイ。ここは、日本でも珍しい波打ち際を走れる道路だ。なんでも、砂の目が細かくて締まっているため、車でもスタックせずに走れるんだとか。ここは、ぜひとも走ってみたかった道だけに期待に胸が膨らむ。国道249号を南下し、千里浜からなぎさドライブウェイに入る。すご~い!ほんとに波打ち際を車が走ってるよ。
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 バイクを停めようとするとサイドスタンドがズブズブ沈んで傾いてしまうが、走る分には普通に走れる。全長はだいたい8kmくらいか。けどこれ、走ってて面白い。景色もサイコー!結局2往復もしちゃったよ。で、ところどころでバイクを停めて写真も撮った。いや~、来てよかった!
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 十分楽しんだので、金沢方面に向けて出発。途中、国道159号から県道8号に入り、内灘町へ。ここにある、歴史民俗資料館「風と砂の館」に行ってみる。特になにがどうということのない資料館だが、こういう施設が好きなのだ。しかも今日はGWということで入館無料だった。ラッキー。こういう資料館って、昔使われていた臼やら蓑やら壷やらそういう道具類が展示されてるところが多いのだが、ここはそういうのはなく、メイン展示は戦後の米軍砲弾試射場の建設反対運動である内灘闘争と、昔この地で賑わった粟ヶ崎遊園に関する資料。粟ヶ崎遊園は宝塚をまねて作られた少女歌劇団で、当時は相当人気があったらしい。ここの資料館は、ただ展示品を並べただけでなく、はっきりとテーマを絞っており面白かった。
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 金沢へはあと少しだ。途中のマックで昼飯を食べ、いざ金沢の中心部へ。しかし、兼六園の付近は車で激混み。さすがGW、警察官が道路上で交通整理をおこなっているが、全然動かん。まあ、車だったらイヤになるシチュエーションも、バイクならいくらでも隙を見て動くことができる。ちょっと交通量の少ない裏道の歩道にバイクを停めて、歩いて散策することに。

 兼六園は10数年前に行ったことがあるのでパス。どんなとこだったかよく覚えてないけど、さすがに今日は入ろうという気が失せる。メチャメチャ混んでそうなんだもん。兼六園近くの石川県立歴史博物館へ。さすが県立の博物館、ゆっくりまわってるとあっという間に時間が過ぎていきそう。入館料250円で内容充実だった。
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by tigers00 | 2005-05-03 23:42 | 2005 GWツーリング | Comments(0)

5.02 輪島~志賀 (2)

 再びバイクにまたがり走り出す。県道49号線を南へ。走り始めて5分ほどすると、大笹波水田の案内板が。なんでもここは日本の棚田100選に選ばれている水田だとか。今日は朝から白米千枚田を見たことだし、ついでにここも寄っていく。道路のすぐ脇に駐車場と展望所が設けられており、ここから棚田を見渡せる。そりゃ、白米の千枚田と比べちゃうと規模は小さいしメジャーでもないが、景観はなかなか。ちょうど田植えの時期でもあり、農家の方が作業をされていた。やはり、こういう場面をカメラに収められると絵になる。田んぼだけだとなんだかしまりがないもんね。
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 展望所からは海も望める。5月の風は薫風というのにふさわしい気持ちのよさで、ここで田植えの作業を眺めながら風に吹かれていると、いつまでもこうしていたくなるくらいだ。道路沿いで寄りやすい立地ではあるが、観光客の車はあまり入ってこない。地図にも観光ガイドにも載ってないようなスポットだからだろう。こういうところのほうが好きなんだよな~オレ。

 時間も押し迫っていてそれほどのんびりもしてられない。今日泊まる場所を考えつつ、南へ走り始める。国道249号に出て、また海沿いの県道36号に入る。もう、いい加減海景色も飽きてきたなあ。千畳敷岩巌門の看板が見えたので駐車場にバイクを停めて見に行く。ここから観光遊覧船が出ていて、GW真っ只中の今日なんてお客さんで一杯のようだ。まあ、船に弱いオレははなっから載るつもりもないが…。ひとりぼっちで乗るのも恥ずかしいしね。しかし、ここの海の色の青さはどうだろう。都会にいたんじゃ、なかなかこんな海は見ることできないよな。海景色が飽きたなんて思ったけど、いやいや能登の海はいくら見ても見飽きない素晴らしさでした。
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 さあ、今日中に羽咋まで行くか。この能登ツーリングを計画する段階で、ここは行っとかなきゃって思っていたのが羽咋市にあるコスモアイルだ。なんと言っても、日本で多分ここだけだというUFOを科学的に考察した展示内容に興味がそそられる。建物自体がUFOを模した巨大な円盤型だし(笑)
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 急いだので、15時過ぎに到着。この時間ならまあゆっくり見られるな。が、入場してガックシ。コスモシアターの番組はすでに上映を終了していた。これ、結構興味深いプログラムなんだよな。内容は、「宇宙の認識」「UFO」「恐竜物語」の3種類。別料金になるが、世界で唯一の3次元プラネタリウムだそうで、是非見たかったなあ。けど、まあしょうがない。通常の展示室に入場する。旧ソ連のヴォストーク帰還用宇宙カプセルの実物とか(発がん性物質が含まれてるので、絶対に手で触らないようにと書かれていた)、アポロ月面着陸船のレプリカなど面白いものがたくさんあった。
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 もちろん、UFOに関する資料も展示してある。ここ羽咋は、昔からUFOの目撃例が多く、明治以前の古い文献にも記述があるそう。世界各国でUFOの研究をする研究者のメッセージが映像で鑑賞できた。こういうの見てると、なんかちょっと怖くなってくるな。極めつけは、ロズウェル事件の宇宙人の模型。
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いやー、怖い!なんか今日、キャンプするの怖くなってきた…。

 さて、泊まるところである。昨日ホテル泊でお金使っただけに、今日はキャンプで安く上げなきゃ。市内にある、休暇村能登千里浜のキャンプ場に行ってみるが一泊1600円。高い、次!これも市内にあるふれあいキャンプ場を探すが、場所がよく分からず断念。ヤバイ、だんだん日が暮れてきたぞ。しょうがないので、来た道を戻るような格好で北上、志賀町にある大島キャンプ場へと向かった。バイクで入って行くも、管理人がいない。料金は一泊1300円。まあ、高いけどしょうがないか。ひょっとして、管理人が現れなかったらタダで泊まれるかもしれないし…、とイヤらしいことを考えつつテントを設営した。サイトは草地で下はフカフカ。設備も充実してて、なかなかいいキャンプ場だ。
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 テント設営が終わったら、風呂に行かなくちゃ。ここより北に数キロ行ったところにある道の駅、ころ柿の里しかに併設されている温泉にGo!ゆっくり温泉につかり、疲れを癒す。ここは休憩所も良くて、リクライニングのシートなんぞが設置されている。風呂あがりにこれまたゆっくり休んだ。急いでテントに帰ってもやることないしね。ひとしきりゆっくりしたあと、レストランで食事を食べてテントに戻った。今晩はちょっと冷えそうだ。

 本日の走行距離 158km
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by tigers00 | 2005-05-02 22:54 | 2005 GWツーリング | Comments(0)

5.02 輪島~志賀 (1)

 雨は夜のうちに上がり、今朝はいい天気。いや~、雨上がりの朝はいつにも増して気分がいい。朝から雨が降ってたらかなりブルーなんだけどね。ここ輪島はなんと言っても朝市が有名。どんなもんだか、ここまで来た以上は見とかなくちゃ。朝もまだ早いというのに、朝市へ向かう道路は他府県ナンバーの車がウロウロしている。みんな朝市へ行くのだろう。ホテルから歩いて10分少々、朝市通りに到着。
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 朝は早いが、通りは活気に満ちている。歩いていると、カニを売っているおばさんにとっ捕まった。
「お兄ちゃん、商売させて~」
「カニ買うてって、カニ」
「こっちのもオマケしとくから~」
いや~、パワフルな攻撃だ(^^; 何とかその場を離れまた歩いてると、今度は織物を扱うおばちゃんに捕まった(^^; ここでもその攻撃をなんとかかわす。さすが輪島朝市のおばちゃん、その売り口上はたいしたもんだ。なんかお土産に買ってこうかなあとも思うが、いかんせん移動手段がバイクである。あんまり荷物増やしたくないんだよね。結局何も買わず(おいおい)、ホテルに戻った。

 さて、今日はどうしようか。本来なら、能登半島をぐるっと一周の予定だったんだが、今から周るのもなあ…。ここは半周ってことで、このまま金沢方面に向かうことに。でも、その前に白米の千枚田だけは見とかなくちゃ。

 8時半頃ホテルをチェックアウト、千枚田へ向かう。今日は、昨日とうって変わっていい天気、風もさわやかで心地いい。国道249号を進み、道の駅千枚田ポケットパークへ。ここから千枚田がよく見える。しかしこりゃ見事な景観だ。けどこれを造営した労力を考えると、ほんとに頭が下がる思い。先人の偉大さを感じた。
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 千枚田を下のほうまで降りて行き、写真を撮りつつ散策した。一回りしたあと、再び輪島方面へ。輪島から県道38号に入り、小さな漁村を繋いでいく。さすがにこのローカルルートにはあんまり車が走っていない。国道だと、どこも同じような景色になってしまいがちだが、こういう道はローカル色豊かで味があって楽しい。道路は一部狭い部分もあるが、車が少なくゆっくり景色を楽しみつつ走れるのがいい。有名観光地より、こういう人の少ないところのほうが好きなんだよね。途中、上大沢の集落でトイレ休憩。のどかでいい感じの漁村だ。
 
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 ここの集落から道路は山に入る。ここの海岸沿いは地形が険しいので海に沿って道路を作れないらしい。西二又町の集落のはずれに男女滝という滝があったので、見学する。
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 この滝のすぐそばに学校があった。だが、廃校になって久しいらしく、物置のようになっていた。昔は、子供たちの歓声が響いていたんだろう。こういう光景を見てると、近い将来誰も住まなくなって地図上から消滅していく村が続出するのかなあと思う。ここの村もおそらく、住人は老人ばかりなのだろう。
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 しばらく行った分岐を右側に折れ、皆月に向かう。ここは花村萬月の小説「皆月」の舞台となったところ。とはいえ、小説読んだわけではないんだけどね。しかし人が全然いない。GWなんだし、ちょっとくらい観光客がいるかと思いきや、全く見当たらなかった。そんな皆月湾は海と空が青くてとても静かだった。
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 特になにをするでもなくしばらく佇んだあと、元来た道を戻って国道249号に出る。やはり国道に出ると交通量が激増する。激増って言っても地方国道なんでたかが知れてるが。門前町の総持寺はパスして、日本海沿いをひた走る。このあたりは能登金剛といわれるところ。高い断崖絶壁が続く観光ポイントだ。
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 ヤセの断崖でバイクを停めて、その断崖絶壁とやらを見に行ってみる。高いところは嫌いだし、あんまり近づくのはやめておこう。入口から、いろいろな標語があちこちに立っている。
「思い出せ あの日あの時 親のこと」
「自殺する 勇気があるなら 生きてみろ」
などなど…。大丈夫、心配してくれなくてもそんな勇気ありませんから。
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 その先にある断崖は、見事なくらいな断崖だった。ま、当たり前か。ここから身を投げる人、結構いるんだろうなあ。だから、あんな標語があちこちにあるんだろうし。しかし、ここから見る日本海は全くもっていい景色。今日みたいな快晴の日だと、こういう海沿いの景色は絶好だ。
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 やはり、こういう高いところに立つと、下を覗いてみたくなるのが人情というもの。いくら怖くったって、好奇心には勝てないもんね。もちろん、オレは覗いてみたくならないけどさ。断崖絶壁に立って下を覗くほどの勇気のある人はいないだろうから、だいたいみんなこんな感じだ。
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 うしろから、「わっ!!」っておどかしたら腰抜かすかも(^^;

 

 
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by tigers00 | 2005-05-02 20:59 | 2005 GWツーリング | Comments(0)

5.01 井波~輪島

 昨夜は思ったほど寒くなく、テント泊でも問題はなかった。しかし、風の音が凄い。夜中、何度も目が覚めてしまった。林間のサイトだから木が風を遮ってくれるからまだいいが、だだっ広いキャンプ場だと怖かったかも。今日の天気予報は午後から雨。あ~、憂鬱だ…。今日はキャンプはムリだな。
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 朝7時半には撤収作業も終り出発。こんな早朝に出て行くのはライダーキャンパーだけだ。オレが荷造りを終えた頃には、まわりのライダーはすでに出発していた。まずは井波町の中心、瑞泉寺へ。昨日なにげなく通りかかったら、なかなか門前町とかいい感じだったので、今日改めて立ち寄ってみることにしたのだ。
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 ここ、井波の町は彫刻で有名なんだとか。彫刻の関係者なら知ってそうだが、一般の観光客であるオレなんか初めて知った。何でも、瑞泉寺の堂塔建築と結んで発展し、今では彫刻技術者300人を超え全国一を誇る産地となったとのこと。へ~、そうなのか。旅をしていると、こういう新しい発見がとても楽しい。この町も、昨日ここに泊まらなきゃ通り過ぎてただろうけど。

 門前町の緩やかな傾斜を登りきったところに瑞泉寺が建っている。早朝の誰もいない境内に入ってみた。ひ、広い…。北陸が真宗王国なのは知っているが、この広い境内とでかい山門に当時の真宗の権勢が現れてる気がした。
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 山門には、その井波彫刻が随所に施されている。正面にある「波に龍」の彫刻は、かつて山門が類焼に及んだとき、水を吐いて延焼を食い止めたとの伝説があるそうな。へ~、それってきっと江戸時代くらいの話なんだろうなあと思っていたら、なんと維新後の明治12年の話でした。だって、そのときに龍が巻きついたという松とか井戸とかが残ってるんだよ。そんな伝説ができるのって普通は江戸時代より前の頃だと思うのだが…。民間伝承というよりは、井波彫刻を有名にするための作り話っぽいなあ。これが、水を吐いたといわれる龍です。
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 瑞泉寺を出て、周囲を散策してみる。門前町をちょっと脇道にそれた場所にも、いい感じの庵があった。ここは黒髪庵といって、松尾芭蕉の遺髪を納めた塚のあるところ。なんでも、芭蕉の門下だった瑞泉寺の僧が、師を慕って塚をつくり、それから100年後に焦門の心を不朽に残すために黒髪庵が建てられたとのこと。全然有名な観光スポットというわけではないが、静かな佇まいがとてもよかった。
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 さて、ボチボチ行きますか。国道156号線を高岡へ向かう。市内を観光して高岡散策もしたかったのだが、午後から雨降るのならのんびりもしてられない。市内を通り抜けて、伏木にある万葉歴史館へ。なぜか、高岡は万葉に燃えているのだそうだ。最初、意味がわかんなかったが、ここには奈良時代に国府が置かれており、万葉集で有名な大伴家持が5年間国守として在任してたのだそうな。で、万葉集全4516首のうち、家持の歌は473首で、その中でもここ越中で詠まれたのが220種余りだとか。なるほど、そういう縁で高岡は万葉の里を謳ってるんだな。

 その、万葉の情報発信基地がここ万葉歴史館である。家持の半生をスクリーンで鑑賞する「家持劇場」は分かりやすくて面白い。210円の入場料なら十分だと思う。けど、その家持の歌、全然聞いたことのないものばっかりだったなあ。昔、学生の頃に古文かなんかで勉強してるとは思うんだが。
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 万葉歴史館を出ると、時間は10時半を過ぎていた。雲が多く、やや怪しい空模様。ここは早めに今日の宿を決めておく必要があるな。早速、能登半島にあるYHに電話する。だが、さすがにGW真っ只中、2件が満員だと断られる。やばいなあ、どうしよう。皆月湾にあるYHにも電話するが、5月いっぱい休業だという。本来なら軍艦島のあたりまで行ってキャンプの予定だったんだが。とりあえず前に進むか。

 国道415号を北上する。次第に右手に海が見えてきた。日本海だ。雨晴海岸を通過し、氷見市に入る。ここの道の駅でちょっくら休憩。今日はどうやらイベントがあるらしく、大勢の地元の人で賑わっていた。どこからか演歌が聴こえてくる。地元出身の演歌歌手が持ち歌を披露していた。演歌歌手って一発当てれば長く活躍できるけど、ヒットがないと地道に活動しなきゃ生活できないんだろうなあ。そんな歌を聴きつつ、大漁汁なるものをすすってから出発。
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 氷見からは国道160号。シーサイドラインを快調に走る。七尾市の道の駅で再び休憩し、ここで本格的に今日の宿を考える。備え付けのガイドブックに輪島のビジネスホテルが載っていた。輪島か~、一応能登半島を一周する予定だし、ちょっと方向が違うんだよな。ここから輪島に行っちゃうと半周になっちゃうし。かといって、これから通る予定の町々だとビジネスホテルなんてなさそう。旅館なんかだと一人客は嫌がられそうだし、何よりGWで一杯だろうし。高いホテルなんて予算的にムリだし、ビジネスホテルが気楽に泊まれてちょうどいいんだよな、やっぱし。とりあえず電話をかけてみたら泊まれるとのこと。雨の中路頭に迷うよりは全然安心なので、行き先を変えて今日は輪島泊まりにするか。

 泊まるところが確保されて、なんだか急に気持ちが楽になった。七尾の市内で昼ごはんを食べ、ショッピングセンターでバスタオルを買う。こないだ、高山のYHで忘れてきちゃったんだよな。思いがけない出費だ。和倉温泉から能登島大橋を渡って能登島へ。しかし、途中でついに雨が落ちてきた。いや~、もうちょっと持つと思ってたのに…。急いでカッパを着込む。こうなっちゃうと、もう観光してる気持ちの余裕はない。せっかくの青い海も雨降っちゃうとねずみ色だし。能登島と能登半島を結ぶもうひとつの橋、ツインブリッジのとを渡る。天気よければ綺麗な景色なんだろうなあ。
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 さて、こうなったらもう宿を目指して急ぐだけだ。いくらバイク好きでも、雨の中乗ってるのはさすがに好きではない。穴水町から県道1号に入り輪島へ向かう。今日の宿は輪島ステーションホテル。ステーションとは言っても、輪島の駅は鉄道路線廃止でなくなっちゃったんだけどね。かつての駅は、道の駅、観光案内所、バスターミナルからなる複合施設になっていた。
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 ホテルには16時前に到着。や~、頭からつま先までビショビショだよ。けど、ホテルに入るとくつろげた。やっぱ、その辺はテントやYHとは違うね。料金が高いだけのことはあるよ。外はまだ雨が降っているが、ホテルで傘を借り、その辺をうろつきつつ夕食を食べる。ホテルに戻ると、部屋でひたすらにくつろいだ。明日は早起きして朝市に行かなくちゃ。

 本日の走行距離 159km
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by tigers00 | 2005-05-01 20:22 | 2005 GWツーリング | Comments(0)

4.30 高山~白川郷~井波 (2)

 一時間も集落をウロウロしたら疲れてきた。なんせ、人多過ぎ!確かに観光地とはいえ、ここで普通に農業などで生計を営んでおられる方々は、フツーに生活できるんかなあと余計な心配をしてしまう。観光客を相手に商売してるんならいいけど、そうでなけりゃ自分の生活エリアに他所から人がいっぱいやって来るのは疲れるだけのような気がする。オレならイヤかも。次々にやってくる他府県ナンバーの車と、そこらを歩く人の波で村内のメイン道路は渋滞していた。

 12時半に白川を出発、国道156号線を北上する。富山の五箇山に入ると、ここにも世界遺産に登録されている菅沼と相倉の合掌集落がある。が、ここもおそらく凄い人出だろうから潔くパス。この両集落の途中にある上梨で休憩を取った。何気なく地図に目をやると、川の対岸に「流刑小屋」なる文字が。流刑小屋ってなんだろ?流刑と言えばイメージでは島流しなんだが。いつの頃の建物なんだろ?俄然興味が湧いてきたので、行ってみることに。どうやらここから橋を渡ったところにあるらしい。歩いていける距離なので、カメラを片手に歩いていく。橋を渡ってすぐの急階段を上れば、川を見下ろすように流刑小屋が建っていた。
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 これか…確かに小屋だ。中を覗くと、光が差し込まないため相当薄暗い。よ~く目をこらして見てみると、そこには侍の人形が…。そばにあった説明板を読んでみる。五箇山は加賀藩の流刑地として明治維新までの200年間に150人を超える罪人が流されてきたという。逃亡を防ぐためにすぐ下を流れる庄川に橋をかけず、小屋に監禁したということだ。罪人と言っても主に政治犯だったので、流されてくるのは士分の人が多かったのだろう。だから中に侍の人形が置いてあるんだ。しっかし、こんなところに監禁された日にゃあ、3日目ぐらいには発狂しそうだけど。五箇山って昔は流刑地になるくらいの人里離れた山奥だったってことなんだな。この流刑小屋、全国的に見ても遺構が残ってるのはここだけだそう。

 この集落に国の重要文化財に指定されている村上家住宅もあったが、見学にお金がかかるのでパス。こういう施設をを丹念に見ていくと意外と使っちゃうもんだしね。再びバイクにまたがって城端を目指す。が、途中の分岐で曲がるのを、間違えて直進してしまう。井波に着いてようやく気づき、県道21号で城端へ。えらい遠回りになってしまった。

 ここは、ツーリングマップルによると「越中の小京都」と言われてるそう。この町の中心である善徳寺の裏にある駐車場にバイクを停めて街中を歩いてみる。ただ、歩くにも地図がほしいなあと思い、まずは曳山会館へと行ってみた。こういう観光施設なら、たいてい観光協会とかで出しているガイドマップみたいなものが置いてあるからね。ついでに、500円と少々高かったが、施設に入館してみる。ここは館員の方がついてくれて、曳山の説明を丁寧にしてくれた。うん、これくらい丁寧に説明してもらえるんなら500円の入館料も十分納得。

 曳山会館をあとにして、街中を散歩してみる。街歩きマップにのっていた古い織物工場。
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 いいなあ、こういう建物って味があって。道路にかかってる渡り廊下なんていい味出してるよなあ。まだ工場として使われてるんだろうか?ぷらっとまわって、次はバイクで城端駅へと行ってみる。ここの駅は1897年に建てられた年代物。ローカル線の終着駅だ。こういう駅って、今日みたいな快晴の日よりも、雨の降ってる日のほうがしっとりとして雰囲気がいいかも。ローカル線の終着駅って、イメージ的にそんな感じなんだよな。
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 さて、そろそろいい時間になった。今日泊まるところを考えなくちゃ。当初の予定だと、この先の砺波にある上和田緑地という無料のキャンプ場を考えていたが、遠回りした分遅くなったのでちょっと近めの井波町にある閑乗寺高原のキャンプ場へ。この旅初のキャンプ泊だ。今日は暑いくらいの陽気だったし、夜もそれほど冷え込まないだろう。

 キャンプ場の管理事務所で手続きを済ます。バイクで一人ということで、オートキャンプサイト1000円のところを500円にまけてくれた。サイトは山林の中でアップダウンがあるため、バイクの乗り入れはちょっと気を使う。バイクで5分も行ったところに道の駅があり、そこに温泉が併設されていてとても便利な環境だ。今日はさすがにファミリーキャンパーも多く、またライダーのキャンパーも何人か見かけた。10時前には早くも就寝。

 本日の走行距離 193km
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by tigers00 | 2005-04-30 23:55 | 2005 GWツーリング | Comments(0)

4.30 高山~白川郷~井波 (1)

 さすがにGW、高山のYHも結構宿泊客が多かった。ここはお寺のYHだけあって、寝室は30畳ほどもあるだだっ広い畳敷きの部屋。ここに8人くらいが雑魚寝である。前の日、早めに寝たので、今日の起床は早かった。7時前には起き出して、7時半には早くも出発。今日もいい天気になりそうだ。
 
 朝の澄んだ空気は気持ちがいい。快調にバイクを走らせ、向かった先は市内にある千光寺というお寺。ここは、円空仏が60体も保存されていて、円空仏寺宝館で拝観できる。ここのお寺にやって来たのは、この円空仏を見たかったからである。前の日に高山市の観光ガイドブックを見て、千光寺AM7:30~pm5:00って書かれてたからこんなに朝早くからやってきたんだけど…。寺宝館はやっぱりと言うか当然と言うか朝7時半には開いてなかった。ガイドブックに書かれている時間は、お寺に入れる時間ということらしい。さすがに1時間半もぽけーっと待ってる気力もなく、ここはあきらめて先を急ぐことにした。けど見たかったなあ、円空仏。
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 国道41号線を北へ向かい、飛騨古川へ。ここ最近の市町村合併で高山市も異様に広くなったが、古川も合併で飛騨市になり、こちらもずいぶんと広くなった。ここも何年か前に訪れたことがあり、その時にミュージアム系の施設に立ち寄っていたので今回はパス。街中を散策するだけにする。しかしこの古川の町並み、かって司馬遼太郎が『街道をゆく』の中で絶賛してたように、街中を流れる用水路と白壁の取り合わせがとても綺麗。
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 で、NHKの朝ドラ「さくら」の舞台になった和ろうそく店もこの町にある。しかし、和ろうそくってどこに需要があるんだろ?お寺とかなんだろうか?
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 ひととおり散歩して、写真を撮って満足したので次は白川へ向かって移動する。県道90号から国道158号に出、荘川、御母衣ダムを経由する。途中、御母衣ダムのほとりに、有名な荘川桜が立っている。国道のすぐ脇なので走りながらよく見えたのだが、残念ながら桜はまだ蕾の状態だった。今年は開花がずいぶんと遅いようだ。それでもたくさんの観光客が桜のまわりを取り囲んでいた。まあ、せっかく来たからってことなんだろうけど、花が咲いてなければわざわざ駐車して見るほどでもないな。木自体の佇まいは素晴らしかったけど。

 そこからしばらく行ったところにある御母衣ダム展示館でしばし休憩。ここは無料の施設で、ダムに関する資料やダム建設までの経緯などが分かりやすく展示されていて、休憩にはもってこい。なんせ無料だし。荘川桜のことも詳しいいきさつが記されていた。もともとこの二本の桜は、ダムの底に沈んだ村にあったものだそうだ。それを、なんとか水没から救いたいとのことで、大掛かりな移植が行われ、今の場所に植えられたらしい。なるほど、そうだったのか。できれば満開のときに来たかったなあ。

 御母衣ダムを過ぎれば、白川まではあと少しだ。11時半ごろ白川郷に到着。さすが世界遺産、観光客の数が半端じゃない。村の中は人だらけ。荘川にかかるつり橋は人でいっぱいだ。ここは原宿か?って感じ。いやー、しかしこういう村は静かで落ち着いた雰囲気の中歩いてみたいもんだけど…。まあ、GW真っ只中に来てるんだからしょうがないか。だが、合掌造りの村って、やっぱり世界遺産だけあって見ごたえは十分だった。
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by tigers00 | 2005-04-30 23:07 | 2005 GWツーリング | Comments(0)