東京そぞろ歩き | |||||
国道252号をしばらく行くと、会津塩沢に到着。ここにはなにがあるかというと、司馬遼太郎の小説「峠」で有名な河井継之助の墓と記念館があるのだ。 幕末、新政府軍と戦闘に入った長岡藩は、この河井継之助の指揮によって徹底抗戦するものの、結局敗れて会津藩に撤退。銃弾を受けていた河井継之助は、この地で傷が悪化して息を引き取った。 その墓は、医王寺という寺にあったんだけど、無住職って感じのお寺っぽかった。 記念館は最近リニューアルされたらしく、新しくてキレイ。入るとすでに団体のお客さんがいて、説明係の方がいろいろとお話をされていたので、オレも団体にまぎれて話を聞いた。 興味深かったのは、長岡藩の侍たちが故郷長岡を捨てて撤退するときに、城から持ち出した黄金をどこかの山の中にひそかに埋めたという話。説明係の人は、「赤城山の埋蔵金よりもこちらのほうが信憑性高いです」てなことをおっしゃってた。 その侍たちが通った道は、八十里越という険しい山道で、今は廃道になっていて歩いて通ることもままならないんだそうだ。 館内に移築されている、継之助が息を引き取った部屋。 当時最先端だったガトリング砲。この頃国内には3門しかなく、そのうちの2門を長岡藩が所有してたんだそうだ。相当な金額を出して購入したんだけど、これも長岡から撤退するときに、新政府軍の手に渡らないよう、池だか沼だか川だかに遺棄したという話だ。 ちなみに河井継之助の記念館は、出身地の長岡にもあるそうだ。こういう記念館が2ヶ所につくられてる人って珍しいんじゃなかろうか?
by tigers00
| 2009-06-13 01:18
| ツーリング・バイク
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