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東京そぞろ歩き

通学路

 GWに帰省した際、久々に子供の頃毎日歩いた通学路を歩いてみたくなった。うちから小学校までは、子供の足で20~25分くらいかかったろうか。毎日の通学はそれなりに大変だった気がする。雨の日も雪の日も通ってた、そんな通学路を散歩してみた。ん~、久々の散歩ネタだ…

 「行ってきま~す」とまずうちを出る。田舎ではあるが、この辺は住宅密集地、家々が立ち並んでいる。
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 うちを出てすぐ右に曲がる。地元の人しか通ることもないので、車が来ることもあまりない。ここからちょっと歩いたところに、集団登校の待ち合わせの場所があった。ここに近所の子供が集まって、みんなで登校するのだ。班長は旗を持って先頭を歩き、うしろに低学年の子らがついてくる。一番うしろが副班長。あの頃はこの辺にも子供がたくさんいたんだけど、今はどうなんだろ?
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 ひたすら、この道をまっすぐ歩く。まあ、子供の頃は、まっすぐ歩いたためしはなかったけど(笑) しばらくすると、第一の難関がやってくる。下の写真の左側の家に、昔は柳の木があった。誰が言い出したのか知らないが、柳の木の下を3人並んで歩くと、真ん中の人が不幸になる、なんて言い伝えがあった。子供たちの間で、まことしやかに信じられてたんだけど。で、この家の柳の木の下を通るとき、そりゃ大騒ぎだ。隊列が一気に乱れるんだもん(笑) 無理やり真ん中に挟まれて、ワンワン泣いてた女の子もいたっけなあ…。
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 その柳の木を通り過ぎてすぐ右にあったのがパン工場。今は跡形もないけど。ここを通るとき、いつもパンのいい匂いが漂っていた。今は黄色いアパートのような建物が建っている。
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 この次の四つ角を左に曲がる。右側の建物は幼稚園だ。ここはうちから一番近い幼稚園だが、ここに通っていたわけではない。うちの近所の同い年の女の子がおてんばで、子供の頃からおとなしくて可愛かった(?)オレよりも強かった。覚えてないんだけど、よく泣かされてたらしい。その子がここの幼稚園に入るということで、うちの親はいじめられるんじゃないかと心配して違う幼稚園に通わせたのだった。しかし、情けない話だ…
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 緩やかな坂をのぼると、川沿いの道になる。川向こうに見えるのが小学校だ。小学生の頃から忘れ物の多いオレは、よく大事なものをうちに忘れてきてた。音楽の授業で使う縦笛とか、その日に提出の宿題とか…。午後の授業で使うものなら、給食のあとの昼休みにダッシュで取りに帰ったりしたものだった。うちからまた同じルートを走って学校に戻るのだが、そんな時必ずここで思った。
 「ここに橋を造ってくれ!!」
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 学校は見えるのだが、川沿いの道をしばらく行かないと橋はない。校門は向こう側なので、まだまだ歩くのだ。この道は歩行者専用道路になっている。どんなに広がってはしゃぎながら歩いても、車に轢かれることはない。向こうに小さく見える橋まで、まだ結構距離はある。
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 ようやく橋までたどり着き、左に折れる。川を渡れば、小学校はすぐそこだ。右側にはJRの線路が走っている。今でこそ電化されて高架になっているが、昔は土手のようになっていて、そこを列車が走っていた。子供の頃、中古のカメラを買ってもらったときは、よくこの辺で列車を撮っていた。もっと下のほうを走っていたから、それなりに撮れたんだよね。ちなみに、線路の向こう側に見えるのが中学校の建物だ。左側が小学校。
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 校門まではあと少しだ。校門からちょっと中を覗いてみたが、やはりずいぶんと様子も変わっている。卒業してから20年以上たっているのだから、まあ当然か。あの頃の校舎は、鉄筋と木造が入り混じっていた。新しく造られた校舎は鉄筋だったが、下駄箱や講堂、図書室やら理科室なんかは古い木造校舎だった。鉄筋の校舎ってほとんど匂いがないんだけど、木造校舎ってなんともいえない匂いがするんだよね。それは今でもちゃんと覚えてる。

 今は、下手に構内に入ると、通報されちゃうかもしれないので、母校といえども外から眺めるだけだ。この学校を卒業して20数年、学校の様子も、自分自身も、そして世の中もずいぶんと変わったもんだ。今、この学校に通っている子供たちよりも、あの頃子供だった自分のほうがちょっとは幸せなのかもしれない。
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by tigers00 | 2005-06-05 23:05 | 散歩
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