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東京そぞろ歩き

亀田藩天鷺村

 予想外に満足だった白瀬南極探検隊記念館を出発、ちょっと寄り道して由利高原のほうを走り、矢島町、本荘市を経由して岩城町にある亀田藩天鷺村に行ってみる。

 ここ亀田の町は、江戸時代の城下町。街中にその頃の名残は感じられないものの、天鷺村という史跡保存の観光施設がある。見た感じ結構立派な施設で、「こりゃ入場料500円くらいするかな~」と思っておそるおそる覗いてみると…なんと無料!え~、マジ?これだけの施設を入場料無料で運営してんの?どうやら以前は入場料を取ってたらしいが、無料で入場できるようになったようだ。こりゃありがたい。
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 入場して、まず最初は郷土資料館を見学。そのあと、移築されてる民家、武家屋敷等を見学。民俗関係の展示施設を巡って歴史館へ。なんかずいぶんいろんな施設があるな…。この歴史館は、天鷺村の名前の由来になった天鷺速男の伝説から江戸時代の亀田藩にまつわるエピソード、亀田藩の殿様と結婚した真田幸村の娘にまつわる話などなど、歴史好きなら結構面白い。この歴史館を通過して、ようやく天鷺城の展望台に登ることができる。
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 上から見るとこんな感じ。しかし今日は土曜日、しかも入場料無料のこの施設にお客さんの姿を全然見ないのはどういうことだ?十分見応えあるんだけどなあ。

 
 続いて、ちょっと高台のほうにある亀田城に行ってみる。天鷺城に亀田城、なんか紛らわしいんだけど、こちら亀田城は美術館になっている。とりあえず入口まで行ってみて、料金見て高かったら戻ろうと思ってたんだけど、入口に料金表がない。自動ドアを入ってみたら、受付の方が出てきてしまった。いまさら入んないで戻るほどの勇気はナシ。料金は510円だが、基本的にこういう美術館系ってあんましよくわかんないんだよね。中学のときの美術の成績なんてひどいもんだったし。
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 ここの美術館では面白いものを展示していた。欧米の有名美術家の直筆の手紙を収集していて、それを展示してるのだ。ただ、はっきり言ってあんましよく分からん。もちろん、ちゃんとした?絵画や陶器、美術品もしっかり展示してあった。

 ひと通りまわり終えて、この美術館の片隅にある深山軒という建物へ行ってみる。建物に入ると…ん?誰かいる。ここは、小西雪村という美術家のアトリエになっているのだった。この小西さん、本拠地はニューヨークで夏の間だけ日本に帰ってきてここで創作活動をしているそうだ。美術論を始めいろいろ興味深いお話を聞かせていただいた。どうもありがとうございました。

 美術館を出たのは4時半くらい。もうずいぶんいい時間だ。そろそろ今日寝る場所を考えないと。このまま国道7号を北上、秋田市内に入ると道路が渋滞しそうなので、バイパスでパスして道の駅てんのうへ。ここで寝て、明日は男鹿半島だ。

by tigers00 | 2005-08-08 20:25 | 2005 東北旅行
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