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東京そぞろ歩き

小坂町散歩

 小坂町は十和田湖の南、秋田県の山間部にある小さい町。今は人口6900人だが、大正初期まで日本最大の小坂鉱山があり、大いに賑わっていた。その当時の人口は2万数千人、県下では秋田市に次ぐ大都市だった。そんな歴史の町をちょっと歩いてみた。

 小坂町のシンボルといえば日本最古の木造芝居小屋、康楽館。1910年の建築だから、もうかれこれ100年近い。この芝居小屋のすごいとこは、今でも現役!なとこ。この日、行ったときもちゃんと常設公演の芝居をやっていた。この康楽館、芝居を見なくても施設見学だけすることができる。
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 いや、これ一見の価値ありです。座敷席から回り舞台の奈落、果ては楽屋にまで案内してもらえる。楽屋には有名どころの役者の落書きが残っていて面白い。施設見学してると、やっぱり芝居も見たくなってくる。なんでも、年に一度、ここで歌舞伎もやるらしい。結構な有名歌舞伎役者が来るらしく、その日ばかりは超満員になるそうな。

 康楽館のあたりは明治百年通りの名称が付いていて、散策用に整備されている。その突き当たりにあるのが小坂鉱山事務所。1905年に建築された建物を、復元したものだ。この鉱山事務所、とても立派な洋風建築で、見た感じとてもゴージャス。中が資料館みたいになっており、今では康楽館と並ぶ観光施設だ。
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 この鉱山事務所を見てると、当時のこの町の繁栄ぶりが分かる気がする。こんな山の中の小さな町に、こんな立派な事務所だもん、さすが東洋一の銅山だ。

 こういう、昔繁栄してて今は寂れてるっていう町って雰囲気があってとても好き。ちょっと歩いてみると、まだまだ面白いものがいろいろあった。まずは、日本最古といわれてる現役映画館。これって、結構スゴクない?同じ町に最古の芝居小屋と映画館があるなんて…。ただ、この映画館は観光施設ではなく、ほんとに場末の映画館という感じ。そこがまた味があっていいんだけどね~。しかし、毎日上映してるわけではなく、土日とかお盆とか日を決めての上映らしい。この日は、残念ながらお休みだった。入ってみたかったな~。
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 そして、県道2号沿いには小坂製錬鉄道の小坂駅がある。この小坂駅、駅なんだけど駅じゃないんだよね。なぜならこの鉄道、貨物専用だから。昔は旅客営業もしてたんだが、廃止されたそうだ。貨物輸送のために線路は残ったから、駅もちゃんと残されいる。付近に人影はなかったけど…。
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 小坂鉱山は閉山したけれど、ちょっと先には今でも稼動している製錬所があるそうだ。歴史のある、レンガ造りの工場なんかもあるらしい。そっちまで行ってみればよかったな~。

by tigers00 | 2005-09-08 23:34 | 2005 東北旅行
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