東京そぞろ歩き | |||||
もう9月も終わり、季節は本格的な秋を迎えてるっていうのに、オレのブログの記事はいまだに8月の初めに行った東北旅行の記事である。ふ~、文章書くのって、ほんとに時間かかるんだよね。ライターなんかにならなくてよかった。(まあ、なれないんだけど…) さて、八幡平である。今回の東北旅行で一番最後に訪れた景勝地だ。この日は朝から快晴、頂上付近は、それはそれは見事な景観でした。 この旅で楽しみにしてた鳥海山が霧でサッパリだったのに比べ、ここはほんとに天気に恵まれた。涼しくって気持ちよくって、しばらく佇んでしまった。 八幡平アスピーテラインを盛岡方面に下っていく。その途中にもうひとつ、どうしても行きたい場所があった。それが、松尾鉱山の跡地だ。アスピーテラインを逸れて、細い道に入る。ちょっといったところにそれは静かに、そして圧倒的な存在感で建っていた。 松尾鉱山で働いていた人達の住居跡である。ここは鉱山で栄えていた頃、「雲上の楽園」といわれていた。それこそ、当時としては貴重だったテレビも電話もカメラもステレオも、なんでも揃っていたそうだ。 今、この地に立って周囲を見渡してみる。遠くにアスピーテラインが通り、道路を観光客を乗せた大型バスや乗用車が走っていく。道路をちょっと入ったこの地には、全く人影もなく、通る人すら誰もいない。なんなんだ、この落差は。まわりを美しい自然に囲まれたこの廃墟群を見ていたら、なんだか鳥肌が立ってきた。こんなに暑いっていうのに…。う~ん、圧倒された。 空を見ると、ジェット機が飛行機雲を一直線に吐き出しながら、向こうのほうに消えていった。 なんだか、忘れられない景色になった。
by tigers00
| 2005-09-27 00:17
| 2005 東北旅行
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