人気ブログランキング |

東京そぞろ歩き

両国広小路

 両国橋の西のたもとが、かつての両国広小路。今でこそ盛り場といえば、新宿歌舞伎町、渋谷、銀座…といったところだが、江戸時代の盛り場といえば浅草と両国広小路が双璧だった。
c0072858_2204126.jpg

c0072858_2205380.jpg


 今ではまるで面影なし!浅草は今でもその頃の歴史をつないでいるけど、ここはすっかり普通のビル街に変わっている。

 江戸時代の盛り場といえば、なんといっても見世物小屋。今のこの風景を見る限り、ここに見世物小屋が並んでいたなんてちょっと想像できないんだけどね。

 で、その見世物小屋、どんな見世物を興行してたかというと…
 1.「熊女」や「達磨男」などのいわゆる身体的不具者や障害者を舞台に上げたもの
 2.珍獣の見世物
 3.奇術や軽業、曲芸なんかを見せるもの
 4.からくりやら籠細工といった細工見世物
 と、だいたいこんな感じに分別される。

 ロングラン興行になって大人気だったのがラクダの見世物。まあ、当時は滅多に見れるもんじゃないですもんねえ。さらに、ラクダを見ると夫婦や男女が仲良くなるとか、ラクダの毛が魔を払うとか、挙句の果てにはラクダの尿が病気に効くとか、いろんな話が流れたそうだ。実際、ラクダの尿を飲んだ人もいるんだろうなあ…

 そしてそして、「これは絶対に見たい!」ってオレが思ったのが

 「曲屁男」

 曲屁男だよ、曲屁男。この人、どんな技を持っていたかというと…犬や鳥の鳴き声、三味線なんかの楽器の音、花火や水車、歌曲まで「屁」で奏でたそうだ。すごい!まさに名人芸!その見事な屁芸は前代未聞の大評判を呼んだそうで、小屋の前は連日大行列だったとか。

 この芸、ちゃんと技法があるそうで、永六輔さんの著書の中に記述があるらしい。今でもこの芸、受け継がれてるのかなあ。まあ、テレビじゃ放送できないだろうけどね。

 ほかにも電撃ネットワークも真っ青の芸をする芸人もいたらしい。すごいのは「眼力太郎」。どんな芸かというと…いざという時に力を入れると、目玉が蟹のように飛び出してくる。それに小石を糸でくくってぶらさげ、さらには重箱や徳利などをぶらさげたそうだ。

 目でそんなもんぶらさげて大丈夫なのか!?見てみたいけど、気持ち悪い。この芸も今できる人っていないだろうなあ。江戸時代、恐るべし! 

by tigers00 | 2006-03-05 23:04 | 歴史散歩
<< 江戸時代の両国広小路 両国橋 >>