東京そぞろ歩き | |||||
四万十川ともこれでお別れ、国道381号を西に向かい、松野町、鬼北町をつないで宇和島市へ。駅前の通りには背の高い木(ヤシの木?)が立ち並んでいて南国ムード満点だ。 さて、それじゃ市内を観光するか。けど今日は月曜日、行ってみたかった博物館とか歴史資料館の類は軒並み休館。宇和島で一番有名な闘牛だって毎日やってるわけでもないし…。ん~、それなら年中無休の神社に行ってみるか。 やって来たのは駅から程近いところにある和霊神社。立派なお社で、宇和島市民の信仰を集めてることがよく分かる。 で、この和霊神社の神様なんだが、実は宇和島藩の家老山家清兵衛なんだそうだ。菅原道真や明治天皇っていうんならともかく、宇和島藩の家老?殿様じゃなくて?? この山家清兵衛、宇和島藩創設時の家老で、藩財政が苦しいにもかかわらず、領内の農民の年貢を減らしたり免除したりしたそうだ。藩内からは当然、「農民からもっと搾るべきだ」という意見が出るが、清兵衛はそれを聞き入れず、「藩士が負担すべき」と言い切って家中の大反発を受ける。で、最終的には反対勢力に斬殺されてしまう。 この清兵衛の死後、殿様である伊達秀宗が和霊明神として神社を創設したそうだ。墓に参詣する領民が多かったことと、死後、祟りがあったためそれを鎮めるという意味もあったようだ。で、この和霊明神、四国地方を中心に今では150社以上が勧請されてるそうだ。これだけ広まったってことは、いかに領民に慕われてたかってことだろうなあ。 さて、その和霊神社の近くでこんな神社も見つけた。 これは行ってみなきゃだろ~ まずは敷地内を散策。ここは正式名は多賀神社というらしい。 まあ、この辺は普通だなあ… おっ、ちょっと怪しい。 そして、拝殿の横には、 お~、やっぱりあったよ! さて、せっかくなんで、800円の入館料を払って資料館にも入ってみる。 う~ん、これはスゴイ、スゴ過ぎる!もらったパンフレットに書かれてる『恐嘆・驚嘆・叫嘆の世界!!』ってキャッチフレーズは嘘じゃなかったよ。 ここの神主が世界中から集めに集めた性文化財数万点が展示されているんだけど、それこそ春画や彫刻、陰陽神石や真言立川流まで、その資料の数たるやハンパじゃない。よくぞここまで集めたもんだよな~と感心してしまう。ゆっくり見てると半日かかりそうな資料の数だ。しかし、それにしても江ノ島の裸弁天にちゃんと女陰が彫られてたなんて知らなかったよ… ここですっかり時間を食ってしまったので、今日は宇和島で宿泊。天気はいいんだけど、近くにキャンプ場もないし、ここは奮発してビジネスホテル泊。いや~、やっぱビジホは快適でいいわ~。 本日の走行距離 193.7km
by tigers00
| 2006-06-26 00:06
| 2006 GWツーリング
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