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東京そぞろ歩き

島原

 壬生から歩いて向かったのは、かつての遊郭街、島原。同じ公許の遊廓だった江戸の吉原は、今でもバリバリの現役ソープ街。島原はどうなのかな~と思ってやってまいりました。

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 島原大門はいまだに現存。かつて新撰組の隊士たちもこの門をくぐって島原で遊んだんだろうなあ。で、その島原大門から街中に入ってみる。…う~む、普通の街だ。

 なんでも、花街としては昭和52年で営業を終了しているそうだ。そっか~、吉原みたいになってるわけじゃないのね。ただ、かつての揚屋である「角屋」や置屋の「輪違屋」なんかが残ってて、当時の雰囲気を残している。

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 ちなみに、揚屋っていうのは今でいう料亭みたいなところで、置屋っていうのは太夫や芸妓を置いて派遣するところ。輪違屋は今でも現役の置屋で、太夫も5人在籍してるそうだ。で、ちょっと調べてみると、太夫は舞妓さんとは違って相当格式が高いらしい。なんでも、正五位の官位にあり、10万石クラスの大名の格式を持ち、帝に接見を許された地位を持つんだそうな。

 ってことは、こういう太夫さんを座敷に呼んで一晩遊ぶと…ボーナスが軽く飛んじゃいそうですな(^^;

 街中はもう、すっかり普通の住宅地な感じで、いかがわしいような空気は全くない。建売の住宅も新築中で…。

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 ん?けどなんだかシロートが見ても島原っぽさを感じさせるデザインだ。ちょっといいなあ、こういう家。

by tigers00 | 2006-12-09 22:36 |
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