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東京そぞろ歩き

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小泊村 小説「津軽」の像記念館

 さて、これから一気に北上して、向かうは竜飛崎だ。十三湖の脇を抜けて、国道339号で小泊へ。ここで、「津軽の像記念館」の標識を見かける。津軽の像…?なんだろ?ツーリングマップルを確認してみると、確かにそんな名前の記念館があるなあ。どんなもんだかよくわかんないけど先を急ぐわけでもなし、寄り道してみる。
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 行ってみるとそこは太宰の小説「津軽」をテーマにした記念館だった。太宰が幼い頃に子守として育ててくれたのが越野タケさんで、そのタケさんが子守をやめたあとに嫁いだのがこの小泊村なのだ。で、小説「津軽」のクライマックスが、この小泊村でのタケさんと太宰の30年ぶりの再会…というわけで、ここにこういう施設をつくったんだろう。

 館内は小さかったが、なかなか楽しめた。タケさんが太宰の思い出を語るビデオシアターなんかは、太宰をほとんど読んだことのないオレでも興味深く見ることができた。実際、ここの施設を見たことで、うちに帰ってから「津軽」の単行本買っちゃったし。

 外には、太宰とタケさんのブロンズ像が展示されている。津軽の像記念館ってことは、ひょっとしたらこのブロンズ像のほうが記念館より先にできたのかもしれないな。
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 写真のピント合ってないな~

by tigers00 | 2005-08-28 22:14 | 2005 東北旅行

太宰治記念館

 黒石をあとにして、浪岡、五所川原を経由、金木町の太宰治の生家へ。ここはさすがに有名で、観光バスからゾロゾロと観光客の姿が。館内は結構な賑わいだった。
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 もともとは斜陽館という名前で旅館だったのを、町が買い取って一般公開を始めた。けどこれ、旅館やってるときに泊まってみたかったな。和室だけでなく、立派な洋間もあった。中は相当広い。旅館なら納得もできるけど、太宰の家族はこんなうちに普通に住んでたんだよな。オレもお金持ちのうちに生まれたかった…(笑)もっとも太宰は、「この父はひどく大きい家を建てたものだ。風情も何もないただ大きいのである」って、酷評してるんだけどね。

by tigers00 | 2005-08-27 22:36 | 2005 東北旅行

黒石 こみせ通り

 黒石の観光名所といえば、日本の道100選に選ばれているこみせ通り。雪や雨から通行人を守る木造のアーケード街だ。
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 実にいい雰囲気なんだけど…通りが短い!もうちょっと長い距離アーケードが続いているのかと思ってたんだけど、ほんの一角なんだなあ。このこみせ通りに国の重要文化財、高橋家住宅が建っている。ここはまだ、住んでる方がいるようだ。もちろん高橋さんなんだろうね。その高橋家の前に、真っ赤なフォルクスワーゲンがとまっていた。重要文化財の前の真っ赤な外車。絵になるなあ。オレが写真撮っても、パッとしないけど。
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 こみせ通りの旧松の湯。昔ここは銭湯だったそうな。なんで松の湯かというと、
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すごい、家の中から松が飛び出してる。中はどんなことになってるんだろ?まだ銭湯が営業してるんなら入ってみたのに~

by tigers00 | 2005-08-27 21:11 | 2005 東北旅行

黒石温泉郷

 8月2日(火)  昨日、弘前ねぷたを見たあと、近くの道の駅で車中泊。しかし、このあたりの道の駅には、キャンピングカーやワンボックス車などで同じようにクルマの中で泊まりながら旅を続けている人達が多い。この日なんて、駐車してある車のナンバーは、地元よりも他府県ナンバーのほうが圧倒的に多かった。弘前だけじゃなく、青森や八戸、五所川原なんかでもお祭りあるからなあ。こうやってクルマの中で泊まりながら移動してれば、宿泊費がかからなくて経済的だし。みんな、考えることは同じだ。

 昨日、お祭りが終わったのが遅かったので、風呂に入っていない。まずは温泉で朝風呂につかり、昨日の汗を流さなくちゃ。このあたりは、大鰐温泉、平賀温泉郷、黒石温泉郷等々いろんな温泉があってまさに温泉天国。とりあえず、国道一本で行けそうな黒石温泉郷に行ってみる。

 着いたのは朝7時前で、「まだ営業してないかもなあ」なんて思っていたが、ここ温湯温泉「鶴の名湯」の営業時間は、なんと4時~23時!すげ~、朝4時からやってるなんて…。入湯料180円もすごい!源泉かけ流しの名湯に180円で入れるなんて、この辺に住んでる人は幸せだよなあ。関東近辺でこれくらいの施設だと、500円はするだろう。朝、まだ早い時間にもかかわらず、湯船は地元のお客さんで賑わっていた。
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 しかしこの黒石温泉郷、鄙びた感じの雰囲気がなかなかに素晴らしい。鶴の名湯はここ最近新しく改装されてるが、付近の旅館は湯治場の雰囲気を色濃く残している。
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 どうも温泉というと、熱海やら鬼怒川やらを連想してしまうんだが、こういう温泉宿でゆっくりするのもいいかもなあ。

by tigers00 | 2005-08-21 13:04 | 2005 東北旅行

弘前ねぷた祭り

 お昼過ぎに弘前の町に入る。いよいよ今日から弘前ねぷたの開幕だ。始まるまでまだまだ時間があるので、まずは市内を観光。弘前といえばやっぱり弘前城だ。今年のGW、弘前はちょうど桜の季節だったので、相当観光客が来たらしい。確か、GWの人出で、愛知万博とか博多どんたくなんかを抑えて第一位だったんじゃなかったっけ?事前予想は100万人だったのが、212万人もの人がやって来たとか。この時期のねぷたよりもすごいんじゃないか?

 現在の弘前城天守閣は1811年に再建、重要文化財に指定されている。桜の頃はほんとに綺麗なんだろうな。まあ、212万人も人が集まるようなとこに来ようとは思わないけど…。
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 さて、いよいよねぷたが始まる。まずは場所の確保をしないと。街に繰り出し、商店街のアーケードで待っていると、いきなりの夕立。これが結構な勢いで降っていて、「これじゃ、今日はムリだろ…」って思いつつ、「けど、夕立だからそのうち止むかも」とも思ってそのまま待ち続ける。アーケードのあるとこで待っててほんとに良かったよ。
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 雨はねぷた開始前に小降りになり、やがて止んだ。さあ、徐々に山車がやってくる。青森は「ラッセラー、ラッセラー」だけど、弘前は「ヤーヤードー」。まあ、掛け声に意味なんてないんだろうけど、結構違いがあるもんだ。
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 弘前ねぷたの武者絵の特徴として、ちょっと残酷であったり、恐ろしげであったりする描写が多い。最近は観光客への配慮もあってかそれほどでもなくなったらしいが、今でもいくつかはそういう武者絵になっている。
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 上の写真の絵なんて、顔面から血が噴き出して目ん玉飛び出しちゃってるし。

 ねぷたの行進は3時間ぐらいかかったか。結構な台数で圧倒された。でも、どちらかとうと跳人が跳びまわる青森ねぶたのほうが好きかな。

by tigers00 | 2005-08-20 13:55 | 2005 東北旅行

光信公の館

 国道101号から山間に入ったところに津軽氏発祥の地、種里城址がある。津軽氏は、名前のとおり江戸時代の津軽地方の領主で、その祖先である津軽光信が1491年にここ種里城に入り、ここから津軽氏の勢力を伸ばしていったんだそうだ。

 この種里城址に光信公の館という施設が建っている。国道から南へ7~8キロも離れた、いかにも田舎の山里といったところだ。こういうマイナーなスポット、大好きなんだよね~。
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 屋敷の手前の広い庭は綺麗に整備されている。この時期には、花は咲いてなくて葉っぱの緑だけが目立っていた。春になれば、庭は花で埋め尽くされるんだろうか?

 館内の入場料は200円。中に津軽家に関する展示物が並んでいる。館は屋敷であるため、中は畳敷きだ。それほど広くもない館内は、ゆっくり見ても20分くらいで見終わる。

 屋敷の奥には御廟という光信公の廟所があるというので行ってみた。鬱蒼とした木々に囲まれて廟所があるのだが、しっかしここ、メチャメチャやぶ蚊が多い。階段を下りて行って、説明版読んで、写真を撮って戻ってくるまで3分ほど。その間に5~6ヶ所は蚊に食われた。かい~。
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 光信公は遺言により、甲冑に大刀を帯びた姿のままここに葬られたそうだ。不思議なことに今日に至るまで、廟所には一本の雑草も生えないんだって。柵に囲まれた廟所の中を見たけど、確かにそこだけ何も生えてなかったな。なんか不思議なパワーでもあんのかなあ。
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by tigers00 | 2005-08-16 22:58 | 2005 東北旅行

焼きイカ通り

 日本海を横目に見ながら国道101号を北上して行く。途中、鯵ヶ沢の町で「焼きイカ通り」なる看板を発見、すぐにそちらのほうにハンドルを切る。どんな通りだ?と思って行くと、期待以上だった。
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 すげー、こんなに焼きイカ屋が並んでる通りなんて日本中探してもここだけじゃない?まだ朝早かったが、すでに何軒かの店ではイカを焼き始めていた。朝飯がわりに買ってみる。でかくて食べ応えのあるイカが250円は嬉しい値段。こんなの東京で食べたら500円くらいは取られそうだ。

 どこの店も自分たちで漁に出て、捕ってきたイカを天日で干している。その光景もなかなか壮観だった。しかし、この焼きイカを250円で売ってて採算取れるのか?一日にどれくらい売り上げるんだろうなあ。
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 店のすぐ裏は海だ。なんだかのんびりとした時間が流れていた。

by tigers00 | 2005-08-14 22:56 | 2005 東北旅行

十二湖

 8月1日(日)、今日は朝からいい天気。けど、クルマの中で寝てると、早朝には暑くて目が覚めてしまう。この旅をはじめて、すっかり早起きになっているのだった。今日も6時ごろには出発、まずは十二湖へと向かう。

 ブナの森の中にたたずむ湖はなかなかに幻想的。しかも、早朝っていうシチュエーションはサイコー!観光バスからゾロゾロ出てきた観光客と一緒に…なんて興ざめだしね。ここは名前は十二湖だけど、実は合計で33もあるそうだ。
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 その中でも、白眉なのが青池。ここは、北海道にある神の子池と同じように水が青いのだ!科学的にもなんでなんだかよく分かってないらしい。
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 すげー、絵の具を溶かしたみたいな青色だ。神の子池よりも青が濃いな。しかしこの池、小さく見えても、水深は9mもある。ほかはこんなに青くはないのに、なんでこの池だけこんなに青いんだろ?しばらく見入ってしまった。

by tigers00 | 2005-08-14 22:35 | 2005 東北旅行

秋田県立博物館

 男鹿半島からちょっと戻るような感じで南下、秋田県立博物館へ。博物館好きのオレとしては、県立博物館クラスの大きな施設には寄っとかなくちゃというくらいの気持ちだったが、ここは良かった。なんと無料!である。このクラスの博物館で無料なんてそうそうないんじゃないか?秋田県、エライ!

 この中で一番興味があったのが、秋田の偉人、菅江真澄に関する展示だ。館内に「菅江真澄資料センター」としてかなりなスペースを設けられている。この人、実は流れ者で、秋田の人ではないのだけど、秋田に残した功績は限りなく大きい。江戸時代の旅行家であり民俗学者であったわけだが、この頃の旅の記録や人々の暮らしの記録ってかなり興味深い。生前、自分のことをあまりしゃべらなかった人で、三河の人だってことは分かっているけど、三河にいた頃の30歳までのことって詳しくは分かってないらしい。東北地方や北海道を巡り歩いて、最終的に秋田に落ち着いて亡くなったそうだ。200年前のナマハゲの風習も、見事なスケッチ入りで記録されている。

 菅江真澄の展示だけでもじっくり見てると時間がかかるのに、常設展示までゆっくり見てるとまる一日十分に楽しめる。けど、入館したのが2時前くらいだったのでそんなにゆっくりも見てられない。常設展示は流し気味に見てたが、すぐに閉館時間になってしまった。


 さて、それでは北上を続けるか。途中、八郎潟の地平線が見えそうな直線道路を走り、国道7号に合流し能代を経由して国道101号へ。途中、パーキングエリアで休憩しつつ夕日の写真を撮ろうとするが、雲に阻まれ夕日が海に落ちていくようないい写真は撮れなかった。残念。けど、西日が雲に反射して、なかなかいい景色だった。写真撮ったんだけど、ISO感度を800のままにして戻すの忘れてた…。ちょっとノイズの多い写真になってしまった。
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 日も暮れたことだし、この先のあきた白神駅前にある温泉施設のパーキングに車を駐車して就寝。

by tigers00 | 2005-08-13 21:03 | 2005 東北旅行

男鹿半島

 7月31日(日)、今日は男鹿半島をぐるりと回る予定。道の駅てんのうから国道101号、県道59号をつないで男鹿半島一周ルートへ。朝早いこともあってか、行きかうクルマはほとんどナシ。道路も景色も独占状態だ。ぐるっと周遊し、北の突端、入道崎へ。さすがに男鹿半島第一の観光地、観光客もいっぱいいた。
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 ここで写真撮ってると、地元の行商のおばちゃんに声をかけられる。どうやら、観光客相手に海苔やらワカメやらを販売してるようだ。最初は買う気もなかったのだが、自分で採ったという天然ものの焼き岩のりを試食させてくれた。ん、うまい!なんでも、その辺のお土産屋で売ってるものは養殖物で、これは天然なんだとか。まあ、そう言われても養殖物と天然物の味の区別なんかつかないけど。食べ方としては、味噌汁やお吸い物に入れて食べるって書いてあるけど、そのまま食べてもうまい。1袋500円でおまけもしてくれるって言うのでついつい買っちゃった。おまけに、ワカメも1袋もらった。

 次に、真山神社へ行ってみる。ここはナマハゲの聖地。男鹿のナマハゲは真山、本山に鎮座する神々の使者と伝えられているからだ。神社はさすがに厳かな雰囲気。最奥の祠からさらに古い石段が続いている。ここ最近は人の歩いた形跡もなさそうだ。ここを登っていけば、真山の頂上に辿り着けるんだろうか?
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 神社のすぐそばにある男鹿真山伝承館となまはげ館にも寄ってみる。最初に男鹿真山伝承館に入ったのだが、ここ、どういう施設か全く知らなかった。伝統的な旧家の入口を入ると、奥の畳敷きの部屋に大勢の観光客が座っている。ここはなんと、実際のナマハゲ体験ができきる施設だった。
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 最初に、案内役の方が出てきて説明される。次にこの家のご主人役の方が出てきて本番スタート。先立ち人が玄関先で「ナマハゲ来たす」とあいさつすると、突然ものすごい物音がしてナマハゲ二人(二匹?)が、我々見学してる部屋の縁側から入ってくる。これ、ちょっとビビった(笑)。玄関から入ってくると思ってたのに、思いっきりフェイントだ。もうこの時点で、子供の泣き声が部屋に響く。そりゃ、ビビるだろ…。部屋の中を凄い勢いで暴れまわり、散々子供をビビらせたあと、主人と問答をおこなう。

 この問答のやり取りもなかなか面白い。方言なので半分くらいしかわかんないけど、子供は遊んでばかりいないでちゃんと勉強しているか、嫁はちゃんと家事やったり姑の面倒見ているか、そんな問答を主人とやり取りする。主人が、子供をかばうと、やおらナマハゲの帳面を取り出し、「なになに、テレビばり見で何も勉強さねし、手伝いもさねて書いであるど」なんて言ったりする。そんなやり取りが、お客の笑いを誘っていた。

 しかしこの行事、子供に言うこと聞かすにはもってこいだなあ。「言うこと聞かないと、ナマハゲが来るぞ」って言えば子供ビビるもん(笑)。見物客の子供に、「ちゃんと親の言うごとよぐ聞ぐか?」ってすごんだら、子供は超ビビりながら「はい」って答えてたし(笑)。ここ、すごい面白かった。


 その隣にある施設、なまはげ館はナマハゲについての歴史や習俗なんかを分かりやすく展示してある施設。実際のナマハゲが各家庭にやってくる様子を撮影したビデオも上映されてるが、これがまた子供ビビりまくり。男鹿の子供たちにとって、ナマハゲってほんとに怖い存在なんだろうなあ。
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by tigers00 | 2005-08-13 11:53 | 2005 東北旅行